マラソンシーズンたけなわです。
先週は、大阪国際女子マラソンで、東京オリンピック最後の切符を賭けたレースが展開され、ダイハツの松田瑞生選手が2時間21分47秒という、派遣設定記録を大幅に上回る好タイムで優勝しました。
松田選手が履いていたシューズは、ニューバランスのブランドですが、日本の誇るシューマイスター三村仁司氏(ミムラボ)製作のもので、ソールは既存タイプの薄底となっています。
正月の箱根駅伝もそうでしたが、大方の選手たちが履いているのはナイキ製の厚底シューズでした。
今、長距離選手の中では厚底がブームになっているようですが、この度の松田選手の優勝がこれに一石を投じた形になりました。テレビ観戦をしていて、やはりミムラボの靴は日本人の走り方にマッチしているのかなと思いました。
ところで、私もレースでは松田選手のタイプと同じニューバランスの薄底を使用しているのですが、一度ナイキの厚底はどんなものか試してみようと思い、先週地元で行われたハーフマラソンを走ってきました。
ナイキの厚底は、独特の感覚でした。
ミッドフットで上から正しく着地したら、たしかに前に持っていってくれる反発力があります。正しい着地である限り、楽にスピードが出る感じがしました。半面、着地がヒールよりだと薄底より不安定で、走りにくいと思いました。私のような一般市民ランナーで履きこなすのはやや難しいのかなとも思いました。
でも、そんな不思議な感覚で走ってゴールしてみると、この大会での自己ベストを更新していて、驚きました。
慣れ親しんだ薄底か、走りの精度を求められる厚底か、悩ましいところです。